犬と人の関係

犬の先祖は狼という説が有力だと言われています。

2002年11月の朝日新聞に、『犬のルーツは約1万5000年前、東アジアで家畜化されたオオカミ』という研究結果の記事が掲載されました。

大昔人間は、犬が周囲を警戒する様子から、今でいう番犬としての利用価値を見いだしたと推測される。

そして人間に餌付けされた犬は、番犬のみならず狩猟のときに獲物を見つけだして追いたてる・・人間は追いつめられた獲物を仕留める・・回収・運搬の役割も犬が果たし、人間と役割を分担して獲物を捕らえるようになった。やがて人間と犬は生きていくうえでの絆を更に深めていった。

犬には、嗅覚、聴覚、足の速さなど、人間にはない優れた能力があり、人間の感情をもよく理解する力も、協調性もあったことから、人間と犬は絆を作っていくことができたのでしょう。

現在では、盲導犬、災害救助犬、聴導犬、介助犬、警察犬などに始まり、セラピー犬など、人間のために働く犬が数多く存在します。

もちろん家庭犬と呼ばれるペットとしての犬たちも、りっぱに人間を癒すために存在しています。
こうしたペットブームの裏側で、悪徳業者などにより犬を金儲けの道具として扱い、毎年何十万匹ものたくさんの犬が苦しみ、悲しみ、人間の犠牲になっています。

人間の都合で生まれてきて、人間の都合で捨てられ、殺されていくかわいそうな犬たち・・・

平成18年には動物愛護法が大幅に改正されましたが、それでもまだニュースなどで目にする犬や猫の虐待、無責任な動物取扱業者の飼育怠慢や虐待事件が相次いでいます。

もう一度、この小さな命、かけがえのない命の重さを、人間として見つめ直してほしいものです。

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